QOSのモデル
IntServ
IntServ (イントサーブ、Integrated Services) とは、IPネットワークにおいて通信フローごとに帯域などのネットワーク資源を確保することによって QoS (通信品質) を確保しようとする QoS 保証通信サービスである。IETF の RFC 1633 などの標準ドキュメントによって規定されている
DiffServ
DiffServ (ディフサーブ、Differentiated Services) は IPネットワークにおいて IntServ のように通信フローごとに QoS 保証 (通信品質保証) を行うのでなく、複数のフローをまとめて (アグリゲートして) 数個程度のクラスを作り、クラスごとに決まった QoS 保証法の組合せを適用する QoS 保証法である。IETF の RFC 2474 などの標準ドキュメントによって規定されている。
QOSのメカニズム
DiffServモデルでは①分類 ②マーキング ③ キューイング ④スケジューリングの順番で処理されていきます
①分類
トラフィックを識別してクラスに分類を行います。例えば音声サービスを優先させて、データ通信を避ける設定なんてこともできます
②マーキング
マーキングにはL2マーキングとL3マーキングに分かれます。スイッチではL2またはL3でのマーキングが,またルータではL3のマーキングが可能となっています。
L2マーキングの場合 Ethernet LANのトランクされた各リンク上でしか情報が保持されない
L3マーキングの場合 エンドツーエンドで優先度の情報を保持し続けられる
L2マーキングではCoS値が使用されます