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IPV6のプロトコル
ICMPv6(Internet Control Message Protocol for IPv6)は、IPv6で使用されるICMPプロトコルです。ICMPのエラー通知機能やネットワークの情報収集の機能もありますがARPに相当する、アドレス重複検出機能、マルチキャスト機能、アドレス解決機能が含まれています。
IPプロトコル番号が58で。RFFC4443で定義されています。
ICMPv6フォーマット
近隣探索(ND:Neibhbor Discovery)
アドレスの自動設定 | 自動的にアドレスをノードに対して割り当てる機能 |
プレフィックスの検出 | 接続リンクのプレフィックスを検出して直接通信可能なアドレス範囲を識別する |
ネクストホップ決定 | パケットの転送先を決定する |
パラメーターの検出 | リンクMTUやホップリミットの値を検出する機能 |
ルータの検出 | 同一リンク上でノードが接続できるルータを検出する機能 |
IPV6のアドレス解決
図で見た方がわかりやすいので図を載せておきます。
①Pv6ではノードのI/FにIPv6アドレスを設定した場合そのIPv6アドレスに対応する要請ノードマルチキャストアドレスのグループに自動的に参加します
②通信先のノードのMACアドレスを知るために、通信先の要請ノードマルチキャストアドレスを指定して、Neighbor Solicitationメッセージを送信しMACアドレスを知ろうとします
③本メッセージを受信したノードはNeighbor Advertisementメッセージを送信して応答
ステートレスアドレス自動設定
近隣探索メカニズムを利用してルータを検出し、動的にIPV6アドレスを生成する。
ステートレスアドレスではDHCPのように特別なサーバーを設置してアドレスの割り当て状況を管理する必要はありません。
近隣探索メカニズムのRS/RAメッセージを使用します。
ステートフルアドレス自動設定
ステートフル自動設定では「プレフィックス と インターフェースID」をDHCPv6サーバにより割り当てますステートフル自動設定は、DHCPv6サーバからIPv6アドレス情報だけでなく、DNSサーバなども付与することもできます
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