> パケットトレーサーの使い方シリーズ⑦ トランクポートの設定 – ネットワークエンジニアチュートリアル

パケットトレーサーの使い方

パケットトレーサーの使い方シリーズ⑦ トランクポートの設定

投稿日:

トランクポートとは

トランクポートは複数のVLANを抱えているポートになります。主にスイッチ同士を接続する際に使用するポートをさします。通常は1ポート1VLAN(これをアクセスポートと言います。おさらいですね。)ですがトランクポートの設定を行えば、1ポート複数VLANを抱えることが可能です。

このようにすることでポートの節約ができますね

 

トランクポートの設定と検証

トランクポートには動的な設定と静的な設定の2通りがあり、コマンドで選ぶことができる

動的な設定の方法

(config-if)#switchport mode {dynamic desirable / dynamic auto }

dynamic desirable

対向のリンクがauto、trunk、desirableのいずれかであれば、トランクモードになる。

dynamic auto

対向のリンクがtrunkあるいはdesirableであれば、トランクモードになる

トランクポートの設定の際お互いのスイッチでDTPフレームを送ったり、送られたりすることによりネゴシエーションを確立する。対になっているスイッチが以下のようになっている場合は変更が可能。ここでは仮にとしてSW1 SW2という2つのスイッチがあるという前提でお話しますと、、、、、

SW1 dynamic desirable  SW2 dynamic desirable

SW1 dynamic desirable  SW2 dynamic auto

SW1 dynamic desirable  SW2 dynamic desirable

SW1 dynamic desirable  SW2   dynamic auto

でネゴシエーションが確立する。

動的なトランクポートの設定

 

 

 

 

 

 

このような設定をつくりましたので確認してみてください。

802.1d1q

(付け加えますが、各インターフェイスにipアドレスをつけ、名前をつけるという入力は必ず行っていますので、自分で一から作る場合はその設定を怠らないようにしてください。)

設定は下記のようになります

  1. トランクプロトコルの設定 ISLか801.1qですが今回は801.1qで設定します

Switch trunk encapsulationコマンドを使います

  1. トランクポートの設定

スイッチポートをトランクへ設定します

Switch mode trunk を使用します

  1. DTPの停止

DTP (Dynamic Trunking Protocol) は、SWポートに対して、「アクセスポートまたはトランクポートにするのかを動的(自動的に)決定することができる」シスコ独自のプロトコルです、。

Switch mode trunkで設定を行ってもDTPフレームは送信される。しかし今回の場合は必要がない(手動設定のため)のでDTPフレームは止める。

Switch nonegotiate を入力します。これにより余計な設定を行わないのでネットワークとしての安定性が増します

上記ではDSWとASW1のみ設定が必要になるので入力例を実際に見てください

このケースですと設定を入れ終わると全てがコネクトずみの緑のリンクに変わるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すでに説明済みですがスイッチ間のラインが緑の点に上記のように変わっておればリンクが確率させている。

 

 

 

DSW向け設定

 

 

 

 

 

 

まずDSEからみて両サイドのSWのポートに対して設定を行います。

 

それではASW1にも設定を行いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

これも両サイドのSWのポートに対して設定を行います。設定するのはあくまでASWと

DSWですが、、、

では確認コマンドです。show  interface trunk コマンドを使用します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重要なのがmode encapsulation statusです

Mode on の場合はtrunkの場合はon ,autoならoffになります

Encapsulation カプセル化タイプ

Status がtrunnking ならトランクされているということになる。されてなければnot-trunkingと表示されます。

次にshow interface fastethernet swithport コマンドを使います

 

 

 

 

 

 

 

 

では上記デフォルトVLANを変更するには?


 

Switch(config-if)switchport trunk native vlan(vlan-id)を行う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではshow run で確認します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変更かかりました。

 

 

 

 

VTP


VTP(VLAN Trunking Protocol)はトランクポートからVTPアドバタイズメントと呼ばれるメッセージを送信して、スイッチネットワーク全体で設定されているVLAN情報の同期をとるシスコ独自のプロトコル

VTPで何ができるか

 

VTPを利用することで、管理者は1台のスイッチに対してVLANの追加、名前変更、削除などを行うだけで同じグループ( 同じVTPドメイン )の全てのスイッチにVLANの追加、変更、削除の情報が通知(同期)されます。

VTPにはサーバ、クライアント、トランスペアレントの3つのモードがありますデフォルトはサーバモードとなります。

 

サーバ  サーバモードではVLANの作成、変更、削除することが出来る。
スイッチで設定したVLAN情報は、VTPアドバタイズメントで通知される。
クライアント  クライアントモードではVLANの作成、変更、削除することができない。ゆえに
このモードのスイッチが、VTPアドバタイズメント通知はしない。ただし
VTPアドバタイズメントを受信すると、同期を行い他のスイッチへ転送する。
トランス
ペアレント
トランスペアレントモードでは、VLANの作成、変更、削除ができる。ただし
設定したVLAN情報は、VTPアドバタイズメントにより通知されない。また
VTPアドバタイズメントを受信しても、同期しないが他のスイッチへ転送する。

VLAN間ルーティング


先ほどはVLAN間では通信ができないという話をしましたが、ではどうすれば通信ができるか?を確認していきたいと思います、

  1. ルーターを利用する(VLANを使用しない場合はこれでOK、しかしVLANの数だけスイッチポートが必要になる。)

pastedGraphic_9.png

  1. L3スイッチを利用する(VLANを使用する場合はこちらでOK。)

pastedGraphic_10.png

  1. 1台のスイッチとルーターで行う場合。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たとえばこのようにスイッチとルーター間をVLANの数だけ分けることも可能ですがスケーラブルではありません。

 

Router on a stick を使う


 

ではどうするかRouter on a stickを使うことで解決できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来でしたらスイッチ、ルーター間で各VLANが必要になりますが、

上記のように各インターフェイスに対して設定を行うことで、VLAN間通信がルーターとスイッチ一台とケーブルが1本で実現可能となる。

では設定を説明していく

 

 

 

上記のような設定をつくったので実際にコマンドを入力してみてください

router on a stick

 

  1. ルーターに対して以下の設定をおこなっていきます

  1. スイッチに対しても同じように設定をおこなっていきます

*今回コマンド入力をパケットトレーサーで試してみましたが、一部コマンド入力ができませんでしたのでここでは入力すべきコマンドのみ載せておきます

Switch(config )#vlan10,20,99 これで3つイッキにVLANをつくります

Switch(config-vlan )#exit

Switch(config )#interface range fastethernet  0/1 – 3

これでfa1-3 まで設定できます

Switch(config-if-range)switch mode access

アクセスポートに設定

Switch(config-if-range)interface fastetherne 0/2

fa0/2に入り

Switch(config-if)switch access vlan 10

vlan10を割り当て

Switch(config-if-range)interface fastetherne 0/3

fa0/3に入り

Switch(config-if)switch access vlan 20

vlan20を割り当て

Switch(config-if-range)interface fastetherne 0/12

fa0/12に入り

Switch(config-if)switchport trunk encapsulation dot1q

トランクに801.1qを設定

Switch(config-if)switchport mode trunk

トランクモードへ設定

Switch(config-if)switchport nonegotiate

DTP送信を止める

Switch(config-if)switchport trunk native vlan 99 ネイティブVLANを99へ変換

Switch(config-if) interface vlan1

vlan1に設定するモードへ

Switch(config-if)ip address 172.16.1.100 255.255.255.0

スイッチのIPアドレスを設定

Switch(config-if)no shutdown

有効化

Switch(config-if)exit

Switch(config)ip default-gateway 172.16.1.254

Switch(config)exit

以上になります。

総括

今回の設定は長かったですが、一つ一つ手作業でコマンド入れることで、だんだんと理解が深まる内容となっています。
仕事ではこんな感じで手作業で打ち込むことはないんですが、実際にパケットトレーサーで構成が作れるようになれば
上流工程に携わることも可能となります。

頑張りましょう!!!!

スポンサーリンク

ネットワークエンジニアになりたければ下記から無料相談会に参加!
なんと無料で授業を受けれてエンジニアになれます

スポンサードリンク



スポンサードリンク



-パケットトレーサーの使い方

執筆者:

関連記事

パケットトレーサーの使い方シリーズ⑤ PINGを飛ばしてみよう。

Contents1 スポンサーリンク2 設置3 PCの設置4 PCへIPアドレスを着ける5 PCとスイッチを繋げる6 PCからPINGを飛ばす7 動画で確認7.1 合わせて読みたい8 スポンサーリンク …

パケットトレーサーの使い方シリーズ② ユーザーインターフェイス

Contents1 スポンサーリンク1.1 合わせて読みたい2 スポンサーリンク スポンサーリンク 無料でプログラマへ!30歳までなら無料でプログラミング学校に通うことが出来ます。下の画像をクリックし …

パケットトレーサーの使い方シリーズ④ 簡単な使い方 ルーターやスイッチをちゃんと置いてみよう

Contents1 スポンサーリンク2 ルーターを置いてみる3 デバイスの説明4 ちゃんと置いてみる25 YOUTUBEでまとめました5.1 合わせて読みたい6 スポンサーリンク スポンサーリンク 無 …

パケットトレーサーの使い方シリーズ① パケットトレーサーとは?

Contents1 スポンサーリンク2 ①パケットトレーサーとは?2.1 Packet Tracerは、ネットワーキング、サイバーセキュリティ、およびIoT(Internet of Things)のス …

パケットトレーサーの使い方シリーズ⑥ ルーティングの設定をしてみよう。(スタティックルート、デフォルトルート)

Contents1 スポンサーリンク2 ルーティング3 スタティックルート4 スタティックルートとは4.0.0.1  スタティックルートとは、コマンドの作成者、また管理人(ルーターとかの設定した人)が …