Contents
- 1 ルーティング
- 2 スタティックルート
- 3 スタティックルートとは
- 3.0.0.1 スタティックルートとは、管理人(ルーターとかに設定した人)が宛先のネットワーク(送り先のエンドデバイスのネットワーク)への
- 3.0.0.2 ルートを手動(コマンドラインを用いて)で設定しすることをさします
- 3.0.0.3 スタティックルートのパケット情報は送り元から送り先のルート(L3デバイスやルーター)以外に通知されず、
- 3.0.0.4 送り元から送り先以外のルーターのルーティングテーブルにも反映されません。
- 3.0.0.5 他に有効な宛先ルートがあっても、自動的にそのルートに切り替わることはありません
- 3.0.0.6 ルータでこのスタティックルートを使用したルーティングのことを、スタティックルーティングと言います
- 4 Staticルートの設定コマンド
- 5 デフォルトルート
- 6 スポンサーリンク
ルーティング
- ルーティングとは、宛先となるホストまでパケットを送信する時に最適な経路を選択して転送すること。ルータやL3スイッチなどのレイヤ3で動作するネットワーク機器。
- ルータは最適な経路を決定するためにルーティングテーブルを参照し、パケットをおくります。
- ルーティングテーブルは、受信したパケットをどこへ転送するべきかを決定するための宛先ルートの一覧情報であり、その情報は隣にあるルーターへ情報が引き継がれます
- ルータはルーティングテーブルを参照し、ルーティングの際に受信パケットの宛先アドレスを見て転送を行っています
- ①上図で10.1.1.1から10.1.4.1宛てのパケットをR1(ルータ1)が受信すると、PCAから送信されたパケットの宛先IPアドレスを確認します。
- ②次にR1(ルーター1)は自身のルーティングテーブルを参照します。「10.1.4.1」のパケットのIPは「10.1.4.0/24」のPC Bのネットワークに該当するので
- ③R1はルーティングテーブルに従い、F0/1のI/Fから「10.1.2.253」のIPアドレスを持つ機器(R3)(ルーター3)に対して
パケットを転送します。 - ④パケットを受信したR3はパケットの宛先IPアドレスを確認します。次に、ルーティング
テーブルを参照します。10.1.4.1は自身のI/F(インターフェイス)のネットワークなのでARP情報に基づきパケットを転送します
スタティックルート
スタティックルートとは
-
スタティックルートとは、管理人(ルーターとかに設定した人)が宛先のネットワーク(送り先のエンドデバイスのネットワーク)への
ルートを手動(コマンドラインを用いて)で設定しすることをさします
スタティックルートのパケット情報は送り元から送り先のルート(L3デバイスやルーター)以外に通知されず、
送り元から送り先以外のルーターのルーティングテーブルにも反映されません。
他に有効な宛先ルートがあっても、自動的にそのルートに切り替わることはありません
ルータでこのスタティックルートを使用したルーティングのことを、スタティックルーティングと言います
上記の図での問題点はわかりますか???
こういうことなんで、ルーターにスタティックルートを設定し、PINGを通すことにしましょう!
では上記の図をパケットトレーサーで作成しましたので実際にやってみてください。
※staticルートのリンクをクリックするとPKZというパケットトレーサーの拡張子がダウンロードできますのでそれを実行してください。
Staticルートの設定コマンド
今回はR1にip routeのコマンドだけ打ちましょう。
(config) # ip route network mask ip-address | interface [ distance ] [ permanent ]
network | 宛先ネットワークのアドレスを指定する。 |
mask | 宛先ネットワークに対するサブネットマスクを指定する。 |
ip-address or interface | ネクストホップアドレス、または出力インターフェースを指定する。出力インターフェースを 指定する場合は、Serial などのポイントツーポイントのインターフェースであることが条件。 |
distance | アドミニストレーティブディスタンス値(AD)を変更したい場合に数値を指定する。(オプション) |
permanent | 宛先ルートへの出力インターフェースがダウンした場合でも、設定したスタティックルートが ルーティングテーブルから削除されないようにしたい時にpermanentと指定する。(オプション) |
デフォルトルート
デフォルトルートとは「0.0.0.0/0」で全てのネットワークを示して、受信したパケットの宛先ネットワークアドレスが、ルーティングテーブルに登録されていない場合でも指定したネクストホップアドレスにパケットを転送してくれる。
通常はISP側で設定を行うことで、ISPがわでネットワークの分散をおこなってくれるのでデフォルトルートを設定する。
このような図をパケットトレーサーで作成しましたので試してください
設定後はこのような形になります
ロンゲストマッチ
たとえば下記のケースのように、2つルートがある場合どちらにパケットは進むか?
PCのアドレスが10.16.4.5./24の場合は下記のようになる。
2進数に変換して、どれだけ数値がルートのアドレスと送信元アドレスと近い=そちらに届ける
次のページ 23ルーティングの基礎②