マルチエリアOSPF
OSPFのエリアは、エリア 0 (バックボーンエリア)に他のエリアが隣接する構成となります。負荷分散のため、エリアを増やして1、2、3と分けていくことをマルチメディアOSPFと言います。
ルーターのタイプ
4つのタイプがOSPFには存在します
①内部ルータ 内部ルータは、全てのインターフェースを同じエリアに接続しているルーターをさす
②バックボーンルータ 1つ以上のインターフェースをバックボーンエリアに接続しているルータ。
③ABR( Area Border Router) エリア境界ルータ 異なるエリアを接続しているルータ
例えばエリア0と1の境目のルーターをさす。ABRではエリアごとの LSDB を
保持しており、エリア間のルーティングを行う
④ASBR( AS Boundary Router ) AS境界ルータ 、1つ以上のインターフェースが外部ASのルータと接続しているルータ
外部ASルータ 非OSPFルーター
LSAタイプ
LSAタイプは5種類ある
①ルータLSA
生成ルーター :全OSPFルータ 範囲:エリア内 情報:リンク数、リンクの種類、コスト値
②ネットワークLSA
生成ルーター :DR 範囲:エリア内 情報:DRのIPアドレス、セグメント上のルータID一覧
③ネットワーク集約LSA
生成ルーター :ABR 範囲:全エリア 情報:各エリアごとの経路情報、コスト値
④ASBR集約LSA
生成ルーター :ABR 範囲:AS全体 情報:ABRが知っているASBRのルータID、コスト値
⑤AS外部LSA
生成ルーター :ASBR 範囲:AS全体 情報:再配布した経路情報、コスト、ネクストホップ
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