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デバック機能
シスコIOSにはデバック機能というものがあります。
デバックとはルーターやスイッチなどをリアルタイムで監視するための機能です。
主な用途としてトラブルシューティングで使われますが、非常に高負荷なので、職場によっては使うことが禁止されている場合もあります
デバックの実行
構文
(config)#debug
これを使うことによりデバックを有効にできる。
(config)#undebug all
これを使うことによりデバックを停止できる。
おそらく使うことはないと思います。
デバックおよびログのタイムスタンプの設定
デバックやログの出力メッセージの先頭には「現在の日付と時刻」「システムが起動してからの経過時間」がスタンプされます。このタイムスタンプを変更するにはservice timestampsコマンドを使用します。
構文
デバックのタイムスタンプの設定
(config)#service timestamps debug[uptime | datatime | msec]
構文
ログメッセージのタイムスタンプの設定
(config)#service timestamps log[uptime | datatime | msec] [uptime | datatime | msec]のどれかを入力できます
Uptime…システムが起動してからの経過時間
Datatime…ローカルに設定またはNTPで同期された日付と時刻をスタンプ
Msec…ミリ秒単位で表示(オプション)
デバック中はCPUの使用率が跳ね上がりますのでどのくらいCPUを使っているか
確認するコマンドです
構文
show process[cpu | memori]
cpu…cpuの使用率
memory..メモリの使用率
システムクロックの設定
ログをとるときに時間を記録するのは重要になります。コンピューターには時刻設定機能があり、もちろんシスコ機器にも存在します。その時間を確認するためのコマンドです
構文
#show clock
システムクロックの設定の設定構文
#clock set [hh:mm:ss][day][mouth][year]
左から時間 日付 日にち 月 年
タイムゾーンの設定
これで現在の時刻を自動で取得できる
#clock timezone [JST 9]
Jst 9 日本を設定
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