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ディスタンスペクター型ルーティング
以前ルーティングプロトコルのアルゴリズムの分類で、ディスタンスペクターとリンクステートがあると説明しました。
今回はディスタンススペクタールーティングのRIPv2を説明します
ディスタンスペクター型の基本機能
ディスタンスペクター型ルーティングは無限カウントやルーティングループなどを行わせないために5つの基本機能がある
RIPv2の設定
では実際に設定をしてみましょう
このような設定をしてみましたでので作成をしてみてください
Router1の設定
まずルーター1の設定です。この場合隣接するLo0とF0.1 F1.1に対して設定をしました。
注意してもらいたいのがクラスフルネットワークを設定するわけです。
Lo0は10.1.1/24 ですが、このRIPv2ですとクラスフルつまり、クラスAで設定をしないといけません。クラスA=10.0.0.0 と直さないといけないわけです。
上記のケースですと隣接するF0.1 F1.1は両方クラスBですね。
これらも直さないといけません。
クラスB 172.16.0.0 になおします。 これがRIPv2の設定方法です。
※Lo0(ループバックインターフェイスの0番)
ループバックインターフェイスとは仮想インターフェイスの一つでさまざまな用途で設定をされます。これはまたOSPFの設定などでお話しすると思いますが、今回のRIPv2の件ですと、物理インターフェイスが少ないため設定をしています。
Router2の設定
この場合はコメントととおりですねLo(ループバックインターフェイス)側も隣接もクラスBなのでこれのみ設定すれば問題はありません。
Router3の設定
この場合はクラスBとCなので上記の設定となります。
RIPv2の設定の確認(RT1にて検証)
show running-config
Ripの設定が見えますね。
show ip route
リップの設定ルートを確認Rと書いてあるのが、今回RIPで設定したルートになります
show ip protocolos
ルーターに設定したipv4のルーティングプロトコルに関するパラメーターと現在の状態を確認するには上記を使用します
- 動作中のルーティングプロトコル
- アップデートは30秒 次のアップデートまで10秒
- 各種タイマーを表記(ホールドダウンなど)
- RIPバージョンsend(送信)receive(受信)ともにver2
- RIPが有効なインターフェイス名とバージョンの表示
- ロードバランシング可能な最大数
- RIPV2の設定で入力したアドレス
- ネクストホップルーターのアドレス
RIPv2の経路集約
経路集約を行うとルーティングテーブルのサイズが小さくなり、ルーターのCPUやメモリの消費を節約することができます。
図を見て考えたほうが早いので下記参照をしてください
この経路収集機能はデフォルトでRIPv2では有効になってます。
逆にこの経路収集機能をオフにすることにできます
構文
(config-router)#no suto-summary
パッシブインターフェイス
指定したインターフェイスからルーティングアップデートを止める。
アップデートは止めることができますが受信自体はできます。
どんな時につかうかですが下記を参照ください
では実際に入力してみましょう
下記の図を参照してパケットトレーサーで実際に動かしてみてください
今回はfa0のアップデートを止めればいいということですね。
Router0側の設定
このように通常通り設定をして最後にパッシブインターフェイスを指定する場所を選べばいいだけです。
RIPのデフォルトルート
これもルーティングのサイズを小さくすることができます。
これもやってみましょう!! RIP defultroot リンクを開いて設定してみてください
今回はRT1に設定をしないといけませんね。
RIPはルーティングプロトコルの設定のなかでは比較的簡単なので覚えるのも楽かとおもいます。がんばっておぼえましょう!!
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