ネットワークエンジニアは様々なケーブルを知ることが必要になります。これはもしあなたがサーバーエンジニアになろうが、フィールドエンジニアになろうが同様です。
ここでは簡単に良く使われるケーブルの種類をご説明します。まずはツイストペアケーブル
ツイストペアケーブル(Twisted pair cable、ツイステッドペアケーブル)は、撚り対線(よりついせん)とも言い、電線を2本対で撚り合わせたケーブルです。
パソコンに刺さってるケーブルですね。
ツイストペアケーブルの種類
UTPとSTP
UTPとは
シールドが施されていないツイスト・ペア・ケーブルをUTP(Unshielded Twisted Pair、アンシールデッド・ツイステッド・ペアー)ケーブルと言い、電話線やイーサネットなどで使われる
STPとは
電線対にシールドが施されたものをSTP(Shielded Twisted Pair、シールデド・ツイステッド・ペアー)ケーブルという
●カテゴリ
ツイストペアケーブルにはカテゴリが存在し、伝送距離(ケ―ブルをつなげてつながる距離)が違う。という特徴があります。同じ見かけのケーブルでも伝送距離(繋がる距離)が違うんですね。
そしてこのケーブルにはクロスケーブルとストレートケーブルがあります
●ストレートケーブル(左側の絵)
●クロスケーブル(右側の絵)
図のようにコネクタについているケーブルの色が左右で違うものクロスケーブルといいます。
ストレートケーブル クロスケーブルの使い分け
つなげる機器によって使い分ける
例えばパソコンとルーター(パソコンの周辺機器)がありますね。あれはストレートケーブルでつながっています。
ルーターとルーターを繋げる場合。クロスケーブルを使います。これは後々説明いたします。
光ファイバーケーブル
利点
- 電磁誘導ノイズの影響を受けない。(ケーブルは様々な天候や、電波によりノイズ(邪魔)が発生します それがあると通信品質が下がることがあります。それの影響が少ないということです)
- 伝送損失が非常に小さい。高品質な通信が可能という事です(上記と一緒です)
- 高速かつ長距離の伝送が可能である。(UTPケーブルより高速な通信が可能)
- 回線数に対しケーブルが細いため、同一の太さの管路により多くの回線を収容可能。(そのため折れやすい)
弱点
- 折り曲げに弱い(特にガラス製光ファイバの場合)。踏んだりすると一撃で壊れます
- 近年は宅内用などで折り曲げに比較的強いケーブルも現れているが、メタル線には依然劣る。
- 接続の際にゴミが入ると信号が大きく乱れるため、接続時には基本的に接点部の清掃が必要。
シリアルケーブル
シリアルケーブルは、情報機器間のシリアル転送通信に用いられるケーブルです。
たとえばパソコンからルーター、パソコンからスイッチなどに対して接続でき、これを使って直接ルーターなどの設定を行うことができます。
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